会社を買う、というと派手な話に聞こえますが、実際のプロセスはかなり地味でした。オーク販売の案件を事業承継のプラットフォームで紹介してもらったのが2023年の10月ごろ。そこから買収が完了したのが2024年4月11日です。約半年。この半年で何をしていたのか、順番に書きます。まず、どんな会社を探していたか最初から次亜塩素酸水の会社を探していたわけではありません。検討の軸は二つだけ決めていました。「在庫をあまり持たないこと」と「場所に縛られないこと」。この二つに当てはまるなら、業種はこだわらない、というスタンスです。オーク販売は、その軸でプラットフォームの担当者から「こういう案件がありますよ」と紹介してもらった中の一つでした。正直に言うと、紹介されたからちょっといいものかな、と思った部分もあります。それで具体的に検討することにしました。その前に、2年分の失敗があったただ、ここに至るまでに2年ほど遠回りをしています。私がM&Aのプラットフォームを見始めたのは2021年。コロナの最中です。最初に検討したのは民泊やレンタルルームでした。初期投資が小さく、サラリーマンの副業としてもイメージしやすかったからです。ところが、実際に交渉に入ると、価格に書いていない情報が後から出てくる。礼金がかかります、敷金がかかります、と。それが何件も続きました。途中でよくわからないまま連絡が取れなくなる売主もいました。成約には至らなかったのですが、この2年は無駄ではなかったと思っています。どういう順番で何を確認するのか、どこで引くのか、自分なりの「進め方」が体に入った時期でした。半年間、何をしていたかオーク販売の場合は、オーソドックスな流れでした。まず「一回会いましょう」となり、会って、お互いに初めましてをする。そこから2週間に1回くらいの頻度でやりとりをしました。条件の話もしましたが、お客さんの話や雑談もかなり多かったです。「じゃあ具体的に進めましょう」となったのは、初回面談から1か月後くらいだったと思います。直接会ったのは、おそらく2〜3回。あとはプラットフォームの担当者が間に入ってくれたので、電話で直接話すこともあれば、担当者を介してメッセージで意思確認をすることもありました。半年と聞くと長いように感じるかもしれませんが、実際に動いている時間はそれほど多くありません。2週間に1回、会うか連絡するかをして、その間に自分で考える。それを繰り返した半年でした。次回は、「じゃあなぜこの会社に決めたのか」を書きます。先に言ってしまうと、きれいな理由はありません。※ 本コラムの内容は2025年3月時点のものです。